岩波さんの作り出すトランス状態は先が見えないくらいだ。
最初は意識が飛ぶような「あれ!?」という感覚だったけど(インパクトはそれでもある)、
そんなものが鼻くそに思えるほど深まり、しまいにはすごいとしか言えなくなる。
体験者が書いている手記を読むと、例外なく「すごい!」に行き着いている。
何がすごいんだろうか?と最初思ったが、こうやって当事者になると「すごい」としかいえない。
「やべえ!!!」ってくらいのもん。「すごすぎる!」「とんでもない!」「何なんだ!」「オイ!」
俺が体感した時に感じたことを言葉にしたら、振り絞って考えてもこんなもんだった。
何がすごいと言ったら、すごいとしか言えない体感がすごい(なんのこっちゃ)。
理性で吟味して「すごい!」ではなく、ビッグバンのようなもので、ひたすら「すごい」なのだ。
全身全霊で赤ちゃんが泣くような感じで、全身全霊でトランス状態を体感した。
禅問答ぽっくなるし、そこまで体感していない人が読んでも、「ぽかーん」となるだけだから、もうやめとこう。
決して答えは出ないもんだろうし。
あの感覚を作り出せる人は、この世に存在しないっていうくらい貴重な存在だ。
もはや飛びすぎている存在だと俺は思う。
そんな岩波さんと出会えて貴重な体験をしていると思う。
いずれ一般向けプログラムやセラピーはどんどんなくなっていくそうだし、時期的にも最高だったかもしれない。
岩波さんの技術は、悩みだけじゃなくて、「心」に関係するあらゆることに最高度に利用できるものだから、神経症の人だけに適用するのはある意味もったいない。
もっと羽ばたきたい人とか、大成功を収めてやろうとする野心の人が使ったら、とんでもないことになりそうだ。
岩波さんの「悩み解決してゼロになってもしょうがない。ずれたらずれたままでゼロを大きく飛び越えて行け!」という言葉に納得できる人なら、悩んでいる人でも絶対オススメだ。
「普通になるな」という言葉も本当の意味でわかってきた。
悩み解決には重要だ。
感覚の話に戻すと、そんくらい可能性のある「すごい」状態のときに、潜在意識に働きかけが可能になる。
暗示を入れ込んでいくのもそうだし、幼少期からの抑圧をどんどん外していくこともそうだし、脳と心と体にとんでもないリラックス感を味あわせることもできるし。つまり心にリセットがかかるようになる。
とにかく潜在意識の扉が開くことで、心の出し入れが可能になる。
初回に岩波さんが説明してくれた、潜在意識を表に引っ張り出して、そこで暗示とかトラウマとか対策をとって元に戻す方法が、ただの理論倒れじゃなくて、実際にできるから鬼だ。
暗示にしても、「効いたらいいよな」という状態から、暗示がダイレクトに脳に入る感覚が実際に味わえた。
そのためには、岩波さんだけに頼ってたらダメだと思う。
何度も重ねて岩波さんが言っているように、呼吸法をやってくること。
俺も今ではスケベ心(変性意識になってやろう)を出さなければ、質のいい呼吸ができるようになった。
そのためには、最初に量をやる覚悟をもたないといけない。
そうすると呼吸の質だけじゃなくて、想像だけでも体を緩ませたり、気持ちよくなることができる。
最初から体の固い人が変性意識に入れる人は例外だと思う。
リラックスもできない人がそれでも呼吸法を続けることで、「すごい」感覚を味わって、悩み解決につながっていける。
量をやっているのに深く入れない人は、知恵の部分を働かせすぎていいると思う。
「なんで量をやっているのに、深くならないんだろう」には必ず理由がある。
雑念の中、量をやれる根性があるんだから、「馬鹿になって見返り求めず」ができたら、すごい成果を上げられる、絶対。
そのまえに成果を上げてやろうとしないことだけど。
どんなに自己催眠や座禅瞑想の類を十数年修行しても、数ヶ月であっという間に越してしまうぐらい「すごい」方法だと思った。
体や脳全体が、トランス状態に浸っていた数時間、めちゃくちゃ気持ちいい感覚に吸い込まれ続けていく体感というのが、俺の精一杯の表現かな。
いきなりできたわけじゃない。
でも、トランス状態は確実に深まるし凄くなることは請け合うし、今の状態が最高地点ではないというのも、底知れない人間の脳の奥深さなんだろうな。
神秘的、深淵的、哲学的、超越的、超感覚的、何が一番ぴったりなんだろうか……