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Channel: カリスマ鬼才岩波英知さんのこと(ドリームアート)
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意志の力の限界、知識の限界 だから神経症は治らない

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神経症を克服しようとすると必ずみんな同じ結果になっている。

ありったけの気合が空回りする。

考え方、受け止め方を変える本を読んでも変われない。

強い意志の力で変わろうとしても長続きしない。

すぐ途中で挫けてしまう。

なぜか?

みんな死ぬほど努力をしている。

努力不足のはずがない!

自分の身の上の危機だし、克服できなくて一番困るのは本人しか無い。

人生で一番神経症や心の問題を解決することに全エネルギー注入をしても限界を感じてしまう。

よく言われるように、そのエネルギーがマイナスのパワーとなって跳ね返ってしまう。

跳ね返るどころか二倍三倍に増幅して心ががんじがらめになる!

 

しかし、なぜか?と絶望してもうろたえてもそれが現実なのだからしょうがない。

そういう人間の深層心理なのだから、受け入れるしかない。

そこで落ち込んでいたら、それまでのせっかくの頑張りが本当に無駄になる。

人間は心の問題が深層心理、潜在意識のレベルで複雑化して、さらに長い時間ストレスになっていたら、意志の力や知識の力では解決できない。

神経症といわれるレベルだったらもうアウトだと思ったほうがいい。

みんな死ぬほど努力しても神経症なんか解決できていない事を考えると、無駄なことをしないほうがいい。

その結果、努力すべき時に努力できない人間になってしまう。

そんなダメ人間になっていく自分に絶望したら、生きている価値を自分に見つけ出しにくくなってしまう。

人間の意志の力と知識の力の限界を知るほうが絶対に良かった。

 

人間の潜在意識にはマイナスの感情が抑圧されている所がある。

強い意志の力で潜在意識にアクセスできたとしても、今度は抑圧された感情の前に簡単に叩き出されてしまう。

言ってみれば、RPGゲーム漫画で強い敵だらけのダンジョンや敵本拠地を何とか抜け出しても、ラスボスがあまりに強くて一発で殺されてしまうような展開だ。

 

一人で神経症を克服しようとしてもがくことは、とてもすごい挑戦だ。

しかし克服しようとして頑張っても、結局何にもならない。

貴重な克服エネルギーを失って、二度と立ち直れないことになる。

それに克服しようとする努力が、実は神経症の一時しのぎをしたり逃げ回っているだけになっているなんてことがほとんどだ。

神経症は死にたくなるぐらいきついものだから、逃げ回ったり守り続けることはときには必要だと思う。

しかし、そればかりしてなんとか生き延びても、その時間は人生において何にも有意義な時間ではない!

悲しいけれど、これが現実だ。

その現実にいつか叩きのめされてしまうことになる。

心が折れたら、それまでの頑張りも無駄ということになる……。

 

人間の意志の力と知識の力の限界を一刻も早く気づくことが大事だ。

人間の一人の力にできる量なんてわずかだ。

もちろん人の意志の力は否定しない。

世の中を覆せる可能性が実際にある。

しかし、自分の潜在意識の問題、特に神経症レベルの心の問題に関してだけは、すべて悪化する方向に行ってしまう。

 

意志の力の使い所を間違えると大変なことになってしまう! 

 


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